色をなくした世界
「雄大君とお酒飲むの・・・・」
あの日以来だねと雪乃は続けられなかった。
あの日・・・和哉を見送った日以来。それから雄大と雪乃は一緒にお酒を飲んでいない。
お互い忙しかったのもあるが、機会ならあった。けれど二人とも避けていたのだ。
「そうだな・・・。雪ちゃんあんまり飲みすぎるなよ?」
昔から酔った所は見た事ないが、それでも男ばかりの中で飲ませるのは心配だった。
「何かあったら、俺和哉に申し訳ないからさ・・・・」
昔からそれ以上の気持ちを雪乃に持っていたが・・・それは上手く隠す。雪乃の事は好きだったが、同じくらい和哉の事も大好きだった。
二人が一緒に笑いあうのを見れば、心から嬉しくなった。
「ありがとう・・・・お酒飲むの久しぶりだから、気を付けるよ」
雄大の本当の気持ちを知らない雪乃は、雄大の言葉を和哉の親友の言葉として受け取る。
雪乃自身雄大と飲んでから、一度もお酒を口にしていない。
飲むと・・・和哉がいなくなった日を思い出してしまうから・・・。
けれど今回の歓迎会が良い機会なんだろうと思う。
あの日以来だねと雪乃は続けられなかった。
あの日・・・和哉を見送った日以来。それから雄大と雪乃は一緒にお酒を飲んでいない。
お互い忙しかったのもあるが、機会ならあった。けれど二人とも避けていたのだ。
「そうだな・・・。雪ちゃんあんまり飲みすぎるなよ?」
昔から酔った所は見た事ないが、それでも男ばかりの中で飲ませるのは心配だった。
「何かあったら、俺和哉に申し訳ないからさ・・・・」
昔からそれ以上の気持ちを雪乃に持っていたが・・・それは上手く隠す。雪乃の事は好きだったが、同じくらい和哉の事も大好きだった。
二人が一緒に笑いあうのを見れば、心から嬉しくなった。
「ありがとう・・・・お酒飲むの久しぶりだから、気を付けるよ」
雄大の本当の気持ちを知らない雪乃は、雄大の言葉を和哉の親友の言葉として受け取る。
雪乃自身雄大と飲んでから、一度もお酒を口にしていない。
飲むと・・・和哉がいなくなった日を思い出してしまうから・・・。
けれど今回の歓迎会が良い機会なんだろうと思う。