色をなくした世界
「とりあえず手分けして探そう・・・私は駅前の方に行くから、雄大君は・・・・万が一の為に海の方宜しく」



万が一・・・雪乃が自殺をしていないかを。言葉にすれば現実になってしまいそうで、梓は声に出すことができなかった。


それだけで伝わったのだろう。雄大は了解と言うと急いで海の方にかけて行った。







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