色をなくした世界
「お借りしていた上着です・・・ありがとうございました」
ありがとうの中にはたくさんの意味が入っている。
それに一馬は気付いているのか、気付いていないのか分からないような顔で上着の入った袋を受け取った。
「別に返さなくても良かったのに」
そう言って中を見れば、綺麗にクリーニングされた上着が入っている。
そしてもう一つ・・・
「何これ?」
中から取り出したのは何故か靴下。
「あぁ!!お礼の品です」
雪乃は満面の笑みで応える。
それは見れば分かるのだが・・・何故靴下なのかと聞いている。
「お礼の品って食べ物とか、ハンカチとかじゃない?何で靴下・・・?」
一馬の言うとおり食べ物やハンカチにしようかとも思ったのだが・・・
「私春日谷さんの苦手な食べ物も、好きな食べ物も知りませんし・・・・ハンカチは見るからに使ってなさそうだし・・・だから靴下・・・みたいな?」
駄目だったかなと・・・不安になっと時。
春日谷が噴き出す声が聞こえる。
ありがとうの中にはたくさんの意味が入っている。
それに一馬は気付いているのか、気付いていないのか分からないような顔で上着の入った袋を受け取った。
「別に返さなくても良かったのに」
そう言って中を見れば、綺麗にクリーニングされた上着が入っている。
そしてもう一つ・・・
「何これ?」
中から取り出したのは何故か靴下。
「あぁ!!お礼の品です」
雪乃は満面の笑みで応える。
それは見れば分かるのだが・・・何故靴下なのかと聞いている。
「お礼の品って食べ物とか、ハンカチとかじゃない?何で靴下・・・?」
一馬の言うとおり食べ物やハンカチにしようかとも思ったのだが・・・
「私春日谷さんの苦手な食べ物も、好きな食べ物も知りませんし・・・・ハンカチは見るからに使ってなさそうだし・・・だから靴下・・・みたいな?」
駄目だったかなと・・・不安になっと時。
春日谷が噴き出す声が聞こえる。