金髪彼女と黒髪少年
アンタ、誰?地味すぎるのよ。
「ふぁ…ぁ、ぁあ」



ガヤガヤと雑音が響き自分の欠伸が聞こえない教室。



窓側一番後ろの特等席。ソコが僕の席。邪魔されない僕の世界。



といっても地味で根暗な僕は人と関らず一日を終える。



クラスの輪に入らないはみ出た暗い人間。それが僕だ。



5月12日4時限目が終わった。

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