彼は、理想の tall man~first season~

明日月曜日なのに、飲む気満々な尚輝と晃。

きっと敦君は2人に付き合うんだろうな。

そんな3人を横目に、私は映像を見始めたら、こっそりお風呂タイムにしようと決めた。

自分がいない所で昔の映像を見られるのは恥ずかしいしけど、やっぱり絶対に無理。

過去の映像は貴重でも、絶対に恥ずかしい。

私がいない所で見るなら見て貰って、好き勝手言って貰った方が気が楽ってもんだ。


「ごちそうさまでした」

手をパチンと合わせて、本日の夕飯、終了。

男3人は、私が食べ終わる前に既に食べ終えていて、お茶の代わりにビールを飲んでいた。


あれだけご飯を食べて、ビールをゴクゴク飲んでるけど、もしかして、ビールは別腹?

そんなわけないけど、そんな勢いで飲んでいる。


アルコールで満腹中枢麻痺してそう。

中年太りまっしぐらだよ。

今は見た目、平気でも、日々の蓄積が、後で出て来るっていうし(パートさん談)

そんなこと考えていたら、なんだか心配になって、口をついていた。


「ね、飲み過ぎじゃない?」

「は? 喩えば飲み過ぎてたとしても、お前にだけは言われたくない」

「なによそれ」
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