1年D組説明書
そして、数年たったある日、教育界に大きな制度が導入された。


一つは6年間制だった小学校を3つに分ける”全学校3年間制度“


0~2才は保育園、3~6才は幼稚園、7~9才は下級小学校、10~12才は上級小学校、13~15才は中学校、16~18才は高校、19才以上は大学と、小学校を下級と上級に分けるという異例の制度が産まれた。


そして、中学校までを義務教育としていたのを大学までとし、一定の年収を下回る家庭には保護金を、大学は全家庭を国が保護することになった。


その制度の結果、全国の小学校が廃校になり、下級、上級の小学校が別々に作られ、『工事中の勉強が遅れたりしないのか』など、国民の心配はあったが、今は高度成長期、速攻作られ、制度は何とか上手くいった。


そして、もう一つは”飛び級制度“


何歳でも、偏差値が飛び級ラインを越え、それを持続すれば、来年度から飛び級し、何歳でも中学や高校などに行ける事になった。
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