優しい顔をした悪魔くん。
なにこの気持ち
それから何回も何回も鬼になった。
はぁはぁ…
もうダメ~
走れませんよぉ…
「うわっ鈴きた~逃げろ~」
吉岡くんの声で皆が逃げる。
あれ?
一番この中で足の早い吉岡くんが私の5メートル先にいる。
「「たくま危ないよー!!」」
「うわっマジだ!でも俺マジで走ってるのに~」
そういう吉岡くんは絶対スピード緩めてる。
「はやくタッチしろよ♪」
振り向いて笑ってくれる吉岡くん。
これが…彼の優しさ?
すごくキュンとした。
疲れきった私にわざと捕まって鬼を変わってくれた。