優しい顔をした悪魔くん。


しばらくして、鈴のお父さんが帰ってきた。


「お邪魔してます。鈴さんとお付き合いさせていただいてます。吉岡卓真です。」

「あぁ彼氏!!こんばんは。ごはん食べてってな?」

「はい!!」


よかった~

俺の娘とかかわるなとか言われなくて。



そのあと皆でご飯を食べて鈴んちの家族と少し仲良くなれた。


彰吾とはもう言い合いばっかだったけどな。



「俺の肉それ!!!」

「いやいや!焼いてたの俺っスよ!!」

「関係ねぇよ。卓真年下なんだから譲れバカ」

「1歳しか変わんないでしょ」

「もうお兄ちゃん!せっかく卓真が来てくれてのに、喧嘩吹っ掛けないでよ」



こんなやり取りを鈴のパパママは微笑みながら見ていましたとさ。





―卓真 side end―

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