近くて遠い存在
「やだーっ」


「(苦笑)」


「あはははっ!」


「石森ー!」


架奈先輩の声で、さっきまで拗ねてた石森先輩の


動きが止まる


ホント、パート練から抜け出すとこでした


「合奏とかマジないわー」


こんな事言ってるのは、石森先輩


あ、架奈先輩は、3年のトランペットパートの先輩


すごく優しくて、可愛い


めっちゃ憧れてますっ!


で、今は3年生の教室借りて、


パート練なんですっ


「ちょっ、唯!」


「あはははっっ!!え?何?ぷっ…ははっ!」


「どうしたのさ〜っ」


「だって、石森先輩ってこんな人だったんだー(笑)」


「そんなにウケるかなぁ?」


私はちょっと飽きれてて…
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