ありがとう。大好きな君へ
なにも知らない私は幸せだった


「台風来よるねー明日休みなんやない?」

『あーわからんね。明日警報が出るかどうかやね。
明日会いに行っちゃあか?笑』

「いやいや!!台風なんやけ来んでいぃっちゃ!危ないし
事故にでもあったら困るもん!」

『んー・・・でもそんなん言われたら会いに行きたくなってきた。
明日学校休んで行くけ!何時くらいやったらいぃ?』



・・・・・・

------次の日------


かっしーが家に来た。学校をサボって

お母さんに見つからないように自転車も靴もかくした



ずっと・・・隣にいられた時間はとても幸せだった


なのに…


目にとまった携帯。ピカッ

「あ。なんかメール来とる。ちょっと見るね」

見た瞬間に溜息がでた
メールを送ってきたのはあつだった

メールだけじゃなく着信もあった。

『あいつから?』
「うん…まっ無視無視!せっかくのかっしーとの時間を邪魔するなっちねー」

『そうっちゃ!さとみんだいぶ軽く考えれるようになったやん♪
うわっ…俺にもメール来とるんやけど

さとみがまた荒れてるかもしれないからそばに行ってやってくれないか?

だってさ。なんて返そっか』


「今一緒にいるのでご心配なくとかは?」

『そやね♪』


このときからかな…少しずつ壁ができたのは




いや、もしかしたらもっと前なのかもしれない
< 31 / 42 >

この作品をシェア

pagetop