短‐好きかなんてわかんない



その男の子は、傷ついた顔をして去っていった。
次の日からは、ほとんど話しをしなくなった。



何となく、避けられるようになったから。







「真紀………好きってどういうこと?付き合うってなぁに?」

どういうことかわけわかんなくて、真紀に聞いた。

真紀は昔から私より物知りでしっかりしてた。
よく転んで生傷が絶えなくて。
勉強嫌いですぐドジするわ運動音痴だわ。
そんな私をいつも支えてくれてたのが、真紀。



真紀は口悪くて、よく怒るし時々こわいけど。

しっかりしてて、強くて。
私が泣いてたらいつだって駆け付けてきてくれた。


私は真紀が『大好き』なんだ。





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