短‐好きかなんてわかんない
「よかった。」

って嬉しそうに言う聡の声が聞こえたのと同時に、私はその場を離れた。








夢中で走り続けた。
どの道を通ったかもわからなくて。
何度も転んだし。



ここが、何処かもよくわからない。





見渡すと近くに公園があって。
私は公園のベンチに腰掛けて、泣いた。
< 24 / 38 >

この作品をシェア

pagetop