恋のはじめ





自分が低いことを気にしているのだろうか。






身長ばかり気にする藤堂。






そして静まり返った大広間で近藤だけの声が響いた。






「今日から新しく新選組に入隊する島原咲希くんだ!咲希くんは一番組に所属してもらう」






「えぇ!?」







「総司、いろいろと教えてやるのだぞ!」







ガハハと笑う近藤に、大ブーイングの沖田。






「ちょっと待って下さい、近藤さん!何でよりによって僕の組に?ただでさえこの子が入隊するの反対なのに」






沖田は咲希に一瞬だけ目を向け、近藤にそう叫んだ。







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