夢桜―謎の少女と暴走族―
「ふぁぁ…んー…眠い…」
あーあー学校面倒くさ…
今何時?
……10時か…あー遅刻だね。
「……ご飯食べよ」
体を起こし、キッチンに向かった。
部屋は至ってシンプル。
白と水色系で大体は統一されている。
私は冷蔵庫を開けて適当に牛乳を取り、棚に置いてあるシリアルを取ってリビングに移動した。
―カラカラカラッ
シリアルがお皿に入っていく。
「………んー…」
美味い…普通に美味い。
しばらくして、私は制服に着替え髪を整えて玄関に移動し靴を履いた。
そして。
「いってきます…」
誰も居ない部屋に向かって言った。