ワケがありまして、幕末にございます。
予
「愁を刺すなんてどんな剣客だ…」
「確かにー!
すっげ筋肉モリモリのデカい奴だろ、絶対」
「何ィ!?
そりゃ俺の出番じゃねーか!」
「もぉ大丈夫なんですか〜?
これ良かったら食べて下さいね〜」
「お前ホンマに布団入っとると白髪の老人みたいやな」
「愁君ごめんよ…!
トシがワガママだからこんな事になってしまったんだ」
「そーですよっ。
まったく、茶菓子なら私が買って来るのにぃ」
「お前は買って来るんじゃなくて腹ン中におさめてくるだけだろが。
大体その大福何だよ」
「もー土方さんってば、この大福は私が愁くんにあげたんですから取っちゃダメですよー。
食い意地張ってるんだからー」
「てめぇに言われたかねぇよ」
…騒がしい。
ものっそい騒がしい。
つかうるさい。
これただ単に無駄話するためにここに集まったのであってアタシの見舞いに来た訳じゃないよね。
しかも若干1名明らか悪口言ってる奴いるよね。