ワケがありまして、幕末にございます。
「あ〜お団子終わっちゃいましたね〜」
――沖田さんが結核、ってことも知ってる。
「愁くん!
甘味屋に行きましょう!!」
「さっき目一杯食べたじゃありませんか」
「足りませんよ!
それに、土方さんからちゃあんとお金もらってますから♪」
――いつ亡くなってしまうかも。
「分かりました。
行きましょう」
誰か亡くなるのは辛い。
けれど。
それでも、言うわけにはいかない。