ガラスのカケラ
「おばちゃん、ありがとうございます。」

怒られるかなぁ。

私がいつにない小さな声を出すと、健輔のお母さんは明るく笑って

「あら、いつものエリカちゃんらしくないわね。」


と言うと抱き締めてくれた。


「お母さんには電話しておいたわ。

とっても心配してたわよ。

もう遅いから今日はうちに泊まりなさい。」
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