ガラスのカケラ
「えっ?」

突然の話に私は面食らった。

健輔のお母さんは元気いっぱいにピースをしながら言った。

「大丈夫よ。お母さんとはそういう話にしておいたから。」



「おばちゃん…


ありがとう…」

私が声を振り絞ると

「よしっ、決まり!

健輔、お布団敷いて。

エリカちゃんが寝るんだから、キレイに敷かなきゃダメよ。」

健輔のお母さんはそう言うとキッチンの洗い物を片付け始めた。
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