いちばん。

「そっかぁ…相手は誰なの?」

泣いているのを和に悟られないように聞きたくもないことを聞いてしまった。

「同じクラスの南夏子。」

夏子は一年のときも同じクラス。

美人で頭も良くてみんなに優しい子。

夏子には適わないと思った。

でも…悔しかった。


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