いちばん。

「大好きな幼なじみに彼女が…彼女ができたって言われて…でも私は彼の幸せを願…」

そこまで言うと彼女は何も言えなくなってしまった。

「もういいよ…無理しないで。よく頑張ったね。」

俺は無意識のうちに彼女の頭を撫でていた。

気づくのが遅かった。

「ごめん…俺…」

彼女は大きな瞳で見上げ一瞬だけニコッと笑った。

胸が高鳴った。


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