いちばん。

「私もう大丈夫…龍くん授業出なくて大丈夫?」

「俺は大丈夫けど夢は…」

「私一人で帰れるから大丈夫!!」

俺の言葉を遮って夢は無理に笑顔を作っていた。

「けど熱あるだろ?ほっとけない…」

それでも夢は大丈夫と言い続けた。

「じゃあこれ…」

俺は小さな紙切れを夢に手渡した。


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