すぐ傍で。


午前、10時。
2回目の忙しくなる時間帯。
物が来たり…って考えたけど
きっと私が、働いている職場の人数が二人だから忙しいのだろう。

コンビニとはいえ、結構お客さんが来るお店で、1日に300人近くは来ていた。


そんな時、私はお弁当やパンを品だししていたら

「すみません、レジやってもらえますか?」

後ろを振り向く前に
既に私に声を掛けた人物が想像できた。
鼻にかかった声。
かなり低い声。

「あっ!はい!すみませんでした!」


間違いなくガソリンスタンドのあのお兄さん。今日もガソリンスタンドの制服を着ていた。

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