『王恋』☆ハロウィンは恋ざかり☆
今日は国王と王妃は公務に出席の為、夕食はふたりっきりだった。
ふたりだけだからと、給仕も断り、すべての料理をテーブルに出してもらった。
最近のアルは公務や議会で忙しく、なかなか一緒に食べられなかった。
今、部屋にはふたりだけ。
甘い雰囲気が部屋いっぱいに漂う食事となった。
******
食後のコーヒーをソファーテーブルに置いたリンは、アルに手招きされてソファーに座るアルの膝の間にすっぽりおさまった。
後ろから抱きしめられ、耳をアルの吐息がかすめる。
いつもの事だけれど、このままいけば聞きたいことが聞けなくなる。
リンは振り返り、アルの口元に軽くキスをすると口を開いた。
「ね、アル ハロウィンの衣装はどんなの?」
「唐突にどうしたんだい?」
こめかみに口付けを落とし聞くアルの指は前ボタンを外そうとしている。
「ァ、アルっ」
その指をギュッと握り動きを止める。
そうされたアルは面白くない表情を浮かべてじっとリンを見つめる。
ふたりだけだからと、給仕も断り、すべての料理をテーブルに出してもらった。
最近のアルは公務や議会で忙しく、なかなか一緒に食べられなかった。
今、部屋にはふたりだけ。
甘い雰囲気が部屋いっぱいに漂う食事となった。
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食後のコーヒーをソファーテーブルに置いたリンは、アルに手招きされてソファーに座るアルの膝の間にすっぽりおさまった。
後ろから抱きしめられ、耳をアルの吐息がかすめる。
いつもの事だけれど、このままいけば聞きたいことが聞けなくなる。
リンは振り返り、アルの口元に軽くキスをすると口を開いた。
「ね、アル ハロウィンの衣装はどんなの?」
「唐突にどうしたんだい?」
こめかみに口付けを落とし聞くアルの指は前ボタンを外そうとしている。
「ァ、アルっ」
その指をギュッと握り動きを止める。
そうされたアルは面白くない表情を浮かべてじっとリンを見つめる。