わたしとあなたのありのまま ‥2‥


 ――が、

「何コレ?
 もう、何やってんの?
 田所ぉ!」

 思わず叫んでしまった。

 だって、私の帰りを待っていてくれたパフェに、フライドポテトが何本もブッスブッス突き刺さっていて。
 見るも無残なその姿に、涙が溢れそうになった。


 たちまち田所は、堪えきれなくなったのか、弾けたように声を上げて笑い出した。

 と同時に私を拘束していた腕も緩む。
 すかさず、田所の膝の上を滑らせるようにして身体を動かし、自分が元居た場所に腰を落ち着けた。


「どれだけ悪戯すれば気が済むの?」

 ムッとして見上げれば、

「俺の野望は無限大。
 ハングリー精神が俺のモットー」

 などと涼しい顔で意味不明な言葉を吐く。


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