わたしとあなたのありのまま ‥2‥
目の奥がジンジンする。
瞼を伏せれば、その『ジンジン』の素がジワリと滲み出た。
「っう……」
思わず声を漏らしてしまい、堪える為に唇を噛み締めた。
私の肩が、ヒクッと小さく跳ねた。
けれど、田所からも微かな振動が伝わってきて。
もう、どちらが震えているのかわからなくなった。
田所は優しい。
優しくて、弱い。
大丈夫だよ、田所。
私があなたを守るから。
何があっても、支え続けるから。
だから、
田所の傍にいさせて……