わたしとあなたのありのまま ‥2‥


 翌日、田所は登校した。

 けれども、完全復活とはいかず、表情も態度も、どこか憂いがあって儚げで。
 その痛々しさに、傍にいる私は苦しくなる。

 それは日増しに酷くなっていくように見えた。


 私は、そんな田所に何もしてあげられない。
 見守ることしかできない。


 田所は、ポッカリ穴が開いてしまった心を埋めようとするかのように、私を頻繁に求め、
 私も、それを受け入れた。

 私の身体なんかで良ければ、いくらでも。
 それで、少しでも田所の気持ちが安まるのなら。


 段々と……

 自分が田所と、心で繋がっているのか、身体で繋がっているのかわからなくなる。


 どうか、その両方でありますように――
 そう願った。


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