魅惑のプリンスと最後の歌声
「あ!ここだよ、ここ!!」
夏希が指さしたのは
レトロでオシャレな小さなお店
……なんか予想外!
もっと高級なとこかと思ってたよ
「なんか、安心した!私もっと高級な感じだと思ってた」
どうやら夏希も同じ事を考えてたらしい
「早く入ろー、お腹すいたー!」
「もー咲夜は緊張しないの??今から椿君と会うんだよ?」
「……うーん……いまいちー」
私はそう言ってドアを開けた
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