魅惑のプリンスと最後の歌声
夏希がせっかく頑張ってるのに…
「咲夜ちゃんは?」
椿が聞いてくる
「…………は?」
まさか、あんな態度で興味ないって示したのに話し掛けてくるなんて……
「だから、
「お客様、ご注文の品でございます」
椿の声を遮り、定員さんが料理をテーブルに並べていく
「どうぞごゆっくり」
定員さんは笑顔で椿に目配せした
そして、私を睨んで戻って行った
……多分椿に対する私の態度が気に入らなかったんだろう