魅惑のプリンスと最後の歌声

「じゃあねっ」


夏希は私の斜め後ろの席に着いた


「じゃあ、適当に出席確認すっか…」


…せ、先生適当すぎ!


んー…


暇だし少し寝よっかな~?


私がうつ伏せようとした時だった



ヴーヴーヴー



携帯のバイブがスカートの中で震えた


……誰だろう


バカッ


「っ!!」


携帯に映し出された名前に呼吸を忘れる


っ何で!?


…それは連絡をする事がないと思い込んでいた人からだった





< 38 / 45 >

この作品をシェア

pagetop