はとぽっぽ


昼休み、私は音楽室に行った。



………え?



「嵐!?」


音楽室には嵐がいた。


「…お前か…」


「嵐…来てたんだ…」


「…………」


返事してくれないの…?

なんでそんな寂しそうな顔してるの?


「……はぁ……」


嵐は大きく溜め息をついた。


それだけなのに…涙が出そうになる…



「嵐…この前は……」


言いかけた途端、嵐が私の前に立って話始めた。




「…俺…やっぱりお前とは付き合えない。」




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