はとぽっぽ
「え…?」
何故に謝る…金髪さん…
銀髪くんは唇を噛み締めて黙ったままだ。
何よ………?
私の頭には、最悪の事態の想像が駆け巡った。
『お前が波都の女か…?』
男が近づいてくる。
嵐?
この人…嵐を知ってるの?
「…………」
声が出ない…
「黒澤さん…ボス……彼女はやっぱり関係ないんじゃ…」
銀髪くんが口を開いた。
「あ?いーんだよ、あいつの物ならな…」
物……
「でもっ!……」
《バキッ》
「きゃあ!」
そのクロサワという男は銀髪くんを殴った。
「黒澤さん!…話が違うじゃないですか!」
「うっせーよ!!」
《ドカッ》
金髪くんが蹴られた。
「うぅ………げほ!」