はとぽっぽ
外に出ると、バイクに乗った…いわゆる暴走族の格好をした人達が沢山いた。
ひ……何…?
『姉さん!こいつらどうします?』
姉さん…?
「そうだな…適当に捨ててこい!」
麻美さん……やっぱりあなた…
『了解~!!』
『くそ!離せ!』
暴走族さん達は男達をバイクに縛り付けて走り去っていった。
………どこに捨てる気?
「ぽっぽ…大丈夫か?」
…………
私はヘナヘナとその場に座り込んだ。
「……ぅ……怖かっ…」
「ぽっぽちゃん…」
「お前らは先に学校戻れ…あたしはぽっぽを家に連れてく。」