はとぽっぽ
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麻美さんの家
「遠慮すんな、今誰もいねぇから。」
「うん…」
私は麻美さんの家で服を貸してもらい、着替えた。
「ぽっぽ…何かされたのか?」
「へ?…………お腹殴られたけど…」
「他には?」
麻美さんはいつになく真剣な顔で聞いてきた。
麻美さんが言いたいこと…分かるよ…
だから、家に連れてきてくれたんだ…
「大丈夫…それだけ。」
麻美さんは大きく溜め息をついて座り込んだ。
「…そっか……とりあえず、ひと安心だ…」
「ありがとう…麻美さん。」