はとぽっぽ


――――――――――





麻美さんの家


「遠慮すんな、今誰もいねぇから。」


「うん…」



私は麻美さんの家で服を貸してもらい、着替えた。



「ぽっぽ…何かされたのか?」



「へ?…………お腹殴られたけど…」



「他には?」



麻美さんはいつになく真剣な顔で聞いてきた。


麻美さんが言いたいこと…分かるよ…



だから、家に連れてきてくれたんだ…


「大丈夫…それだけ。」


麻美さんは大きく溜め息をついて座り込んだ。



「…そっか……とりあえず、ひと安心だ…」


「ありがとう…麻美さん。」



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