甘く、甘い、二人の時間
「…しょ、紹介?」
「やましい事がないなら平気だよね?
あ、何なら今から呼んでさ、三人で一緒に飯でも行こうか?」
軽い口調でポンポン話をしてるけど、その笑顔が何だか怖い。
明らかに怒ってる…よね?
「ごめん、連絡出来ない。」
「何で?俺には会わせたくないの?」
「違う、そうじゃなくて。今の携帯番号…知らないの。」
「今のって、何?意味がわかんないけど?」
怖いけど。
話したら怒られそうだし。
でも誤解して欲しくないから。
拓海を失いたくないから、全部話す事にした。