甘く、甘い、二人の時間


「もういい!!拓海のバカ!!」



悔しくて、涙目になりながら文句をぶつける。




午後2時をまわったカフェは結構人目につく。


周りの人が"何事?"という顔して私達を見ている。



いつもの私なら、こんな事くらいで大声出したりしないけど。


わざわざ注目を浴びる様な事もしないけど。




でも、止まらない。




八つ当たりだって、本当は気づいてる。


拓海はそんなに悪くないって、分かっているけど。




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