仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」


「ホントに??」


「うん」


さらっと嘘をついた。


「痩せすぎ」


ひかりが自分の腕と
見比べていた。


「ひかりのが
太いんじゃない??」


俺はにやっと笑った。


「そ、そんなこと!!…」


ひかりはため息をついた。


「お兄ちゃんの方が細いねっ」


「俺はプニプニのひかり好きだよ」



ひかりは拗ねていたが、
今の一言で
だいぶ機嫌をなおした。



…単純。








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