仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」


「そだ、明日ちょっと
遠出しよ」


俺はひかりの髪の毛をいじっていた。


「遠出??」


ひかりが首を傾げる。


「うん」


俺はにこやかに答えた。


「どんぐらい??」


「バスで30分」


「…うん。
遠出しようか」


ひかりの笑顔が
少し怖かったのは
気にしない。



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