仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」
俺は看護師の腕を
引っ張り、唇を奪う。
何人目だろう??
ここの看護師に
手を出すのは。
そりゃ俺だって
お年頃なんだもん。
しょうがない。
「…んっ…ぁっ」
看護師の表情が
とろけていく。
俺は何も感じないのに
相手ばっかり
感じちゃうんだよね。
「…はい、ごちそうさま」
俺は看護師の唇を
解放した。
飽きたから。
「…じゃぁ」
看護師たちも
わかってるんだ。
俺が好きでキスしているのでは
ないことを。