仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」


「俺、ひかりと結婚するの
夢なんだ。
だから結婚式あげよっ」


ひかりは涙を拭き、
俺を見上げた。


「あたし、なんも用意してないけど…」


「いいから、いいから♪」


俺はひかりの左手を持ち上げ
薬指にシルバーリングをはめた。


「はい、ひかりは一生俺のもん~♪」


俺は満足気にひかりを見た。


「えっ??誓いの言葉とか…」


すこし不満気なひかり。


「いーのいーの。
はい、俺にもはめて」


ひかりにリングを渡した。








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