仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」
貴女
「…んぁ」
俺は目を冷ました。
うっすら開けた目を
ゆっくりと全開に
していく。
途中で気づいた。
何か違う。
今俺が見てるのは
いつもの天井じゃない。
「…??」
人間だ。
女が俺を見下げてる。
「…あ!!」
俺は一気に目が覚めた。
俺の目に映ったのは…
「お兄ちゃん、久しぶりです」
落ち着いた笑顔。
すこし大人びたが
昔の面影が残ってる。
「まさか…」