仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」
それからチャイムってやつが鳴って
みんなが席についた。
俺も席につく。
ひかりの隣だった。
これはかなり嬉しい。
いつでも
ひかりが見える。
「お兄ちゃん、
教科書出さなきゃ!!」
ひかりが小声で
俺に注意する。
「ぁあ、今出す」
俺はかばんから
教科書とノートを
取り出した。
授業は簡単だった。
ずっと家庭教師で
勉強してた俺は
こんなにたくさんの人数で
勉強することが
すごく変な感じだった。