仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」
「そーいえばさ、
ひかりなんで俺って
わかったの??」
帰り道、
夏場はこの時間が
かなり暑い。
初めて汗をかいた。
「そりゃぁ、病院の名前だもん」
ひかりはフフンっと笑う。
「ふーん。
会いに来た理由ゎ??」
「会いたかったから」
俺は体温が一気に上がった。
「…ひかり反則」
ひかりを引っ張り抱き寄せる。
「お兄ちゃん!!
周りに人が!!」
ひかりは俺の腕のなかで
小さく抵抗した。
「関係ない。
ひかりが可愛いのが悪い」
俺はぎゅぅっと
ひかりを抱きしめた。
「…もうっ」
抵抗を止め、
俺に体を預けたひかり。
ほんと、
可愛すぎて離したくない。