仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」
夜
病院に帰った俺は
我に帰った。
何、俺。
「俺はなんでイライラしてんの」
『感情を持ってるから』
仮面を被った俺が答える。
「感情…」
『感情なんか、捨てろ』
そうだ、
こんな風にならないために
感情を仮面の下に
埋めたんだ。
俺は制服を脱ぎ、
ベッドにもぐる。
あぁ、ツマラナイ。
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