仮面の下の俺 「愛してくれて、ありがとう。」


「お兄ちゃん」


いつもより低い声。


「はい」


「るいとなんかした??」


ん~、
「された」じゃないのが
少し不満だけど、
今はそこを突っ込む
雰囲気じゃない。



「何も」


「本当に??」


「Of course」


「…よかったぁ」


あれ、英語の下りは
スルーですかい??


「うん。
じゃぁ俺からも質問」


ひかりは柔らかな表情で
振り向いた。


< 89 / 133 >

この作品をシェア

pagetop