誘い月 ―I・ZA・NA・I・DU・KI―



――「愛実。」

『っ!?あ、新!?』

「おはよ。」

『ぉ、おはよ…!』


愛実に近付くなり、俺は愛実を抱きしめた。

俺の腕にすっぽりはまるなんて、どんだけ小さいんだ?愛実は。


「朝食?」

『うん…!もう少しで、出来るから。』

「ん、ありがと。俺、顔洗ってくる。」

『いってらっしゃい。』


洗面所に行きながらニヤけ顔になる俺。

だって仕方ないだろ?

こんな夫婦みたいな会話して、幸せ絶好調なんだから。


『…っ、夫婦みたい…///』


それは、愛実も同じだったみたい(笑)



これからも、よろしくな。

愛実


愛してる





【完】

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