ギャル★デビューですッ!!!【完】
涙をこらえながら言う桐谷。
「………うそ…。」
言葉が出ない。なんて言ったらいいかわからない…
「……あの時…俺がすぐにゆるしてやれば…待ち合わせじゃなくて、迎えに行ってれば……彼女は今も……」
「…………桐谷のせいじゃないよ…。桐谷が怒るのも当たり前だし…でも、彼女は幸せだったと思うよ???最後はちゃんと許してくれたんだもん…絶対幸せだよ!!!!」
「……ぅ……ぐっ………」
涙を必死にこらえている。
「……桐谷…泣いたっていいんだよ…。今おもいっきり泣いて…明日笑えるなら、泣いてもいいんだよっ!!!!!」
桐谷はたくさんたくさん…
涙を流した…
愛する人が死んじゃうのは…
すごく…辛いよね…
桐谷は私と裕也のことを
自分と重ねていたのかもしれない…
だから…
あんなに一生懸命に
助けてくれたのかもしれない…
「…………おちついた…???」
「……ごめんな…。こんな泣きまくって、格好悪いな俺…(笑)」
「………全然格好悪くなんかないよ…」
「まぁ、俺は泣き顔も格好いいからな♪(笑)…あのさ、1つ言ってなかったことがあるんだ…。」
「………何…???」
わかんないけど…
なんとなく嫌な予感…