ギャル★デビューですッ!!!【完】
「…ぁ…す…すいません…」
"カバゴリラ"は頭をペコペコさげる。
「いいのよ♪気にしないで」
2人でもくもくとお金を拾う。
「……ぁ…あり…がと…」
"カバゴリラ"は何度もお辞儀をして、行こうとした。
「……ちょっとまって……!!!!」
カバゴリラを引き止める。
「………なんですか…???」
「…あんた…悔しくないの???」
「……へ…???」
「"カバゴリラ"なんて言われて…ちっとも悔しくないの!?!?」
私の言葉に、"カバゴリラ"は驚いているようだ。
「………でも…本当のことだし…。」
「……そんな体型してるから言われるのよ!!!!!」
「………でも…食べることだけが、唯一の生きがいで…。」
「そんなこと言ってるから、いつまでも痩せられないのよ!!あんたも私みたいに可愛くなりたいでしょ???」
「……でも…私あなたみたいに生まれつき可愛い顔じゃないから…。」
「あんたは"でも"が多いの!!!…とりあえず今からお茶しよ!!!あんたに私からアドバイスしてあげる。」
私は"カバゴリラ"を引き連れ、近くの喫茶店へ入った。