ギャル★デビューですッ!!!【完】
「でもいいよ♪好きなん歌って♪…そのかわり、俺も好きなん歌うから♪」
「う…うん。」
もしかして…
引かれちゃったかな…???
と言っても、
私が歌えるのは、演歌などの渋い曲。
それから三時間…
演歌を熱唱しまくった。
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「あぁ~楽しかった♪」
「そうだね~…」
「ななちん…???もしかして…楽しくなかった…??」
裕也が心配そうに、私の顔を覗き込んだ。
「う…ううん!!楽しかったよ??」
「なんか思ってるだろ??…ななちん、俺に隠し事は無し!!…なっ??」
「う…うん。私…演歌とかしか歌わなかったし、裕也もつまらなかったかな…って。引いちゃったんじゃないかな…って思って…。」
私は下を向いて言った。
「何言ってんだよ…。」
「……えっ…??」
裕也は優しく笑って言った。
「むしろ、ななちんが素出してくれたから、俺も楽たったし、ななちんといると元気でるんだよ。」
「……そ…そうなの…??」
「好きだよ。」
「…えっ!?!?……嘘…っ!!」
「ななちんは、俺のこと好き…??」
こんなに早く
想いが届くなんて思ってなかった…
これは……夢…???
…ううん………夢なんかじゃないっ…
"奇跡"って本当に起こるんだね…。
「大好きっ!!!!」
裕也は私にキスをしてきた。
頭の上から、足の先まで熱くなる。
「ななちん、顔真っ赤!!!(笑)…もしかして…初キス…???」
「ち…ちがうよっ///」
ギャルなのに、チューしたことないなんて…やっぱり恥ずかしい…。
「なんだ違うのかぁ~…。まぁいいや♪これからは、俺がいっぱいするから♪」
ブタゴリラ卒業してよかった…
ギャルになってよかった…
努力してよかった…
私…ついにギャル男ゲットです☆☆