ギャル★デビューですッ!!!【完】
「じゃあ、帰り靴箱のとこで待ち合わせね♪」
「了解♪」
(最近色々忙しかったから、裕也と一緒に帰るの久しぶり♪)
このカラオケの約束により
最悪な目に合うことに
この時はまだ気づいてなかった…。
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「なな~帰りクレープ食べに行こー?」
「ストロベリースペシャル食べた~い♪」
ゆきのんとかなたんが、ウキウキして言う。
「あ~行きたいけど、今日裕也とカラオケ約束しちゃった。2人で行ってきて♪」
「まじ~??わかった~。」
「行ってらっしゃーい。」
2人に手をふり、靴箱へ向かう。
靴箱には先に裕也がいた。
「おっせぇーよ(笑)」
「ごめーん☆担任の話長くって~(笑)」
外を見ると雪がはらはらと降っていて、ほんのり積もっている。
「寒いね~っ」
裕也に腕を組み、べったりひっついて歩く。
「……先輩…っ!!!」
ドキッ!!!!!
こここ…この声は…
「先輩何してんの!?!?誰だよその人!!!」
あわわわわわっ
晃樹くんだ~~っ(汗;)
「あれ???先輩のいとこ????」
「ななちんの、いとこじゃん。」
裕也と晃樹くんの声が重なる。
「えっ!?!?俺、いとこなんかじゃないですよっ!!先輩の彼氏ですっ!!!」
晃樹くんは、裕也に向かって強気で言う。