ギャル★デビューですッ!!!【完】
「はぁ!?!?なに言ってんだよ(笑)コイツななちんのいとこだろ???(笑)」
裕也が笑いながら私に問いかける。
その目はどこか不安げに見えた。
「えっ…あの…その~…」
あたふたする私。
「先輩はっきり言ってください!!!」
晃樹くんは、私の目をじっと見る。
「……ご…ごめんなさいっ!!!!」
私は、2人に頭を下げて謝る。
「………そーゆーことか…。」
裕也はそう言うと何も言わずに帰って行く。
「…裕也…待ってっ!!!」
私は裕也を追いかける。
「先輩…っ!!」
後ろで晃樹くんの声がする。
「ごめん!!!あとで連絡する!!!!」
私はそう言い、裕也のもとへ走った。
――――――――――
――――――――
「裕也っ!!!待って!!ごめんって!!!」
裕也の腕を引っ張り引き止める。
「離せよっ!!!!」
裕也は、私の手を振りほどく。
「お願い!!!話聞いてっ!!!私…っ」
「聞くことなんか、なにもねぇよ。俺らもう終わりだから。ついてくんな。」
「そんな…っ裕也ぁ~」
うそ…うそ…
『終わり』って何…???
信じたくないよ…
裕也…嘘だって言って…